値段で決めず「価値」で決める習慣
2008/02/25
最近、いろんな会社さんから色々相談されて、そのたびに思うんだけども。
どうも値段ばかりが優先されるような世の中になってるよね。
「安かろう悪かろう」
「安物買いのゼニ失い」
といった言葉があるように、安ければいいというものではない。
もちろん安いに越したことはない。
ある程度の価格競争はいい結果をもたらす。
問題は、それを買うにあたって「どのような価値」があるのかを先に考えるようにしていかないと悪循環になる、なんて思うわけです。
例えばコップ1つを買う場合、安いモノでよければ100円もあれば買えます。
でも、例えば高級フランス料理店で100円のグラスでワインを飲む、なんていうことになったら「このお店はダメだ」なんてことになりますね。
じゃあ高いグラスがいいかというと、そこには新たな価値が必要になる。
「ワインのテイストを最大限にひきたてるカタチをしている」とか
「江戸切子とのコラボレーションで見た目がキレイなグラス」とか
「割れたら注文して、翌日には届くサービスがついたグラス」であるとか。
ではそのグラスにしようとなった時、もちろんコストは高くなる。
それに対して、すぐに値段比較で決める行為はよくないと思う。
それはモノに対して「値段」で決めていることになり「価値」を認めないことになってしまうからである。
確かなモノ作りに「価値」を見定めて、それを決定要因にできるような世の中に「戻れば」いいんだけど、なんて思いました。